北海道新聞:GPSで津波を追跡 日仏が研究開始 スマトラ沖地震データ活用

地震動や津波で海面や地面が上下すると、その上の大気を押し上げたり引き下げたりする。こうして発生した振動は高度80キロ以上にある電離層に伝わり、電子を揺さぶる。

すると高度約2万キロを飛ぶGPS衛星から観測点に届く電波に遅れが発生。日本全国に約1200カ所ある観測点のデータを分析すれば、地表を揺れが伝わる様子や、沿岸から数百キロ以内にある津波を追跡できるという。