MYCOM PC WEB:「連想プロセッサ」の開発 - 賢いコンピュータを目指して

脳の一つの領域あたり2000のコラム。

彼らの説明はこうです。2000個一つ一つが一つのものに対応していたら到底記憶は有限だと。けれど先ほども言った様に、一つ一つのコラムの応答は概略の形に対してです。なので、特徴の組み合わせを考えると、例えば、2000個の中で5つの組み合わせを考えると10の14乗個の組み合わせが考えられます。また、10個の組み合わせだと10の26乗個になり、こうなると無限大です。だから、あるプロパティの塊(いくつかの特徴の組み合わせ)として事物を認識しているのではないかというのが彼らの結論なのです。

例えば文章解析の分野でも、同じように文章を意味空間の中でベクトル化して、文章同士の文意の類似度について、双方の意味ベクトルの間の距離で判定するといったことが行われているようです。

本当に計算機でやると数時間かかっていたものが0.1秒でできますよ