asahi.com:「褐色雲」を国際観測 日中韓などの研究者

観測は国連環境計画(UNEP)が進める「アジア褐色雲プロジェクト」の一環

観測対象は工場から排出された硫酸塩や、黄砂などの微粒子、オゾンガスなど褐色雲を構成する物質。大気中の微粒子は日射を遮る「日傘効果」を生むほか、雲のもとになるため、その増加が雨の降り方に影響する。

レーザー光を上空に放って地上10キロ程度までの微粒子の分布状態をみるほか、地上で濃度を測定。日射量や赤外線放射量も計測する。

風下となる日本の観測点は、落石岬(北海道)、福江島長崎県)、奄美大島(鹿児島県)、辺戸岬、宮古島波照間島沖縄県)、南鳥島(東京都)。

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